枚方信用金庫(枚方市、吉野敬昌理事長)は4月10日、市総合文化芸術センターで観光振興に向けたセミナーを開いた。講師として伊吹英明・近畿経済産業局長を招き、地元業者らに施策を紹介した。
吉野理事長が2022年末、伊吹局長に大阪・関西万博を契機とした観光振興への協力を求めたのがきっかけ。地元7市の観光、不動産、建設、製造業などの取引先や行政、商工会議所の幹部ら約130人が参加した。【記事提供:ニッキン】
伊吹局長は「今週からパビリオンの建設が始まる」など、万博の準備状況を説明。地方自治体や企業による「万博活用戦略」として、大企業と連携して新製品を作る「Co―Design Challenge」や多様な活動を自由に登録できる「共創チャレンジ」などを紹介した。
このほか、空飛ぶ車の開発を進めるベンチャー企業「スカイドライブ」(愛知県豊田市)の金子岳史・事業開発チームリーダーも講師を担当。枚方市を同車の発着拠点とする構想や課題などを話した。
吉野理事長は「取引先が自発的に構想へ参加してもらえるよう、さらに機運を盛り上げたい」と意欲を示した。
万博活用戦略を話す伊吹局長(4月10日、枚方市総合文化芸術センター)
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